CAPパワーアップ研修『例外を探せ!』

去る日曜日、CAP代表理事の長田清先生による、CAPメンバー対象のパワーアップ研修が行われました♪

『例外を探せ!』

解決志向アプローチに基づく本研修では、何らかの問題が起こっているときに、問題に注目して原因を探したり、どうやってその問題を直させようかとは考えません。

本当は問題だと本人が思っているほど「いつもいつも困った状態」ではないはず。 実はよく考えてみると、問題が起こっていない❝普通の時❞や、比較的うまくいっている状況もあるはずで…、そういう状況のことを「例外」といいます。例外を探し、今できていることに注目し、良いところやうまくいっているところを見つけることで、いつの間にか日常生活の中に「例外」が増えていき、前進することができるようになるというのです!

講座では、参加メンバーそれぞれが「我が家の問題児」について考えるワークに取り組みました。何が問題なの?毎日の生活の中で、問題のない時や普通の時ってある?それはどんな時?・・・等々

「反省はしない」「犯人捜しはしない」「過去は振り返らない、過去を振り返る時は良いところを探す時だけ」という言葉が印象に残る、パワーアップ研修でした!

参加メンバーみんなで、はい☆チーズ

(お)

CAPを拡げる

児童虐待防止法第5条に「学校及び児童福祉施設は児童及び保護者にたいして、児童虐待の防止のための教育および啓発に努めなければならない」と規定されていますが、児童虐待防止教育や啓発を行っている学校は多くはありません。

それは虐待防止教育や啓発が努力義務で絶対にやらなければならないものでは無い事から、市町村や学校に関心が低いことや予算の問題などがあるからだと考えられます。

そのような状況の中でも、沖縄県内で市町村が予算を準備して児童・生徒やおとなにCAPのワークショップを届けることが出来ている市町村が、昨年までは5市町村(那覇市、浦添市、宜野湾市、北中城村、うるま市)ありました。

今年度新たに今帰仁村と中城村が自治体からの依頼でおとなワークショップ、こどもワークショップが届けられるようになりました。嬉しい限りです。

努力義務であっても児童虐待防止法で学校に虐待防止教育や啓発が規定されています。市町村は、学校が虐待防止教育や啓発活動が行えるように、予算措置して欲しいと思います。

おきなわCAPセンターも予防教育・啓発活動の必要性及びCAPの活動を理解していただけるよう、市町村訪問や自主ワークで市町村への働きかけを強化して、ひとりでも多くのおとな、こどもにCAPワークショップを届けたいと考えています。

11月16日那覇市との共催で自主ワークを開催します。多くの行政関係者の参加を期待したいですね。(宮)

詳細ページ(おきなわCAPセンターHPへ移動します)

子どもワークショップ前、緊張のひととき

今日は、普段なかなか見ることができない子どもワークショップの裏側をチラリとご紹介します🍀

県内の小学校で実施している「CAP子どもワークショップ」は、学級単位で行います。

子どもたちが誰かから嫌なことや怖いことをされそうになった時に何ができるかを、劇を盛り込んで、クラス全員で一緒に考える楽しい2時間。1クラスにつき3人のCAPメンバーが担当します。

授業開始前の約30分、チームごとに最終の打ち合わせを念入りにおこなっています。

待機室で打ち合わせ中

それぞれの役割や立ち位置、ロールプレイの台詞、動きなどすべて確認。みんな真剣!

それぞれの動きを確認

CAPの私たちにとっては、何十回目、何百回目だったとしても、子どもたちにとってはこれが一生に一度の機会になるかもしれない。そう思いながら、毎回緊張感をもって、子どもたちとの出会いを楽しみに教室へ向かっています。

今年度、この事務局ブログは事務局のメンバー6人で順番に書いています✨

読んでくださりありがとうございました(い)